今日は沖縄県那覇市にある由緒ある神社「琉球八社 識名宮(しきなぐう)」をご紹介します。
沖縄県が1つの国だった琉球王国時代からある神社です。
【沖縄那覇市】願い事が叶う洞窟がある神社|琉球八社 識名宮
駐車場が分かりずらい
「琉球八社 識名宮(しきなぐう)」は沖縄県那覇市にあり、那覇空港から車で高速道路を利用せず約20分、約8キロの所にあります。
琉球八社の1つで昔から地域の人達に親しまれている神社。
2月上旬に行くと桜が咲いていてキレイなのでおすすめです。
琉球八社とは?
琉球王国において王府より「琉球八社(官社)の制」として特別の扱いを受けた、波上宮・沖宮・識名宮・末吉宮・安里八幡宮・天久宮・普天満宮・金武宮の8つの神社を琉球八社といいます。安里八幡宮だけは八幡神を祀っていますが、それ以外の七社は熊野権現が祀られており、国王やその一族が琉球王国の無事安泰を祈願する神聖な場所とされていました。
一般社団法人那覇市観光協会公式HP引用
琉球八社の内、六社は那覇市内にあります。
琉球八社の最高位として有名なのが「波上宮(なみのうえぐう)」です。
「琉球八社 識名宮」の駐車場は用意されていますが入口付近にはないので、私は周囲をグルグル3周もしてしまいました(笑)
なので駐車場への行き方をご紹介します。
駐車場に行くには、入口がある通りを曲がります。
先ほどの看板から約100メートルの場所の左手に「新垣靴修理店」さんがあり、そこを右折します。
細い道を入っていくので対向車には気を付けて下さい。
奥が駐車場で広い敷地になっていますが、周囲の住人の方の駐車場と一緒になっています。
詳しくは公式HPをご確認ください。
洞窟が開門している日は満車の事があるので気を付けて下さい。
病気回復の神
国王の長男の病気が、祈願したことにより回復したとして病気回復の神として有名。
とても小さな神社ですが社務所はちゃんとあります。
しかしほとんど不在のようです。
15日に行ったら昼間でも開いてました。
多分、洞窟の門を開放している日だからだと思います。
※洞窟の話はのちほど!
社務所の前には手水舎があります。
鳥居をくぐって本殿に行くまでの道に、この穴の開いた木があります。
木の内部は空洞になっているのに枯れずにいるのは驚きました。
生命力を感じますね。
琉球王国時代からあるのに随分新しい本殿だなと思ったら、平成25年に新しくなったそうです。
建物がコンクリートで、扉が木じゃない!
なんとなく神社感があまりない(笑)
台風にも強そうな神社です。
神社の隣には公民館があり、私が参拝しに行ったときは小学生がボール遊びをしていて、そのボールが飛んできて驚きました(笑)
でも子供の声が聞こえてきて、ほっこりした気分になりました。
実は洞窟がある
識名宮には洞窟があります。
公式ホームページの説明はこちら。
御 縁 起
夜の風が冷え冷えと吹いていて一面は暗く、辺りには人影もない所で、ただ一つの洞穴があるのみでした。その洞穴には賓頭盧が一体安置されていました。大阿母は夜な夜な北斗星と牽牛星の間まで光射しているもとは、きっとこの賓頭盧の霊光に違いないと思って、これを深く信仰していました。
すると、不思議な事にいろいろと願事が叶えられていきました。人々もこの話を聞いて、ここを信仰する者が多くなったといわれています。その当時、尚元王の長男大具志川王子朝通尚康伯が病氣を患っていました。大阿母はこれを聞き早速王子の御殿に伺い、賓頭盧の霊験が非常にあらたかであるといふことを言上しました。王子はこの話を聞いて、ただちに病気平癒の祈願をこめさせると、果して霊験あらたかで、病が日に日に癒されていつの間にかもとの元気な体になりました。その御神徳にたいして、王子は自分の財を奉納してお宮とお寺を創建しました。その側には家を建て大阿母を住まわせて宮を守らせました。この時から大阿母は毎月一日と十五日には、斎戒沐浴して国家安泰の祈念を始めました。
識名宮公式HP引用
願い事が叶えられてきた洞窟とは知りませんでした(*’▽’)
本殿よりも洞窟の方がご利益あるのかしら?( *´艸`)
本殿の裏にあるので普通は気付きませんが、本殿左側の通路から裏手に回って行けます!
こんな所まで入って良いのか?と思うほどひっそりとしている場所。
※普段は門が閉まっていて入れません。
入口は小さく、中は真っ暗なので1人では行かない方がいいかもしれません。
暗所・閉所恐怖症の私は、以前ご紹介した同じ琉球八社の「金武宮(きんぐう)」はなんとか入れましたが、識名宮の洞窟は本当に真っ暗で小さいので入口までしか降りれませんでした( ;∀;)
気になる方は、毎月1日か15日に行ってみて下さい。
終わりに
今回は願い事が叶う洞窟がある神社をご紹介しました。
ぜひ琉球八社すべてを参拝しに行ってみて下さい。
おしまい♥