今日は沖縄県内最古のシーサー「富盛(ともり)の石彫大獅子」と「八重瀬公園」をご紹介します。
「富盛の石彫大獅子」は戦争を乗り越えて、今も街を見守る守り神です。
【沖縄南部】戦争の傷跡が残る県内最古のシーサー|富盛の石彫大獅子
集落内にある
「富盛(ともり)の石彫大獅子」は沖縄県八重瀬町にあり、那覇空港から車で高速道路を使わずに約30分、約20キロの場所にあります。
沖縄県内最古のシーサーとして有名で、沖縄県有形民俗文化財に指定されています。
石獅子はジリグスクと呼ばれるグスクの中にあり、火除け(火返し)として尚貞王21(1689)年に設置されたもので、フィーザン(火山)といわれる八重瀬岳に向かっています。高さは141.2㎝、全長175.8㎝を測り、村落獅子として最大最古の石獅子です。
※石獅子設置の由来
当時村中に不審火が多いことで困っていた富盛村の住民が、久米村の蔡応瑞(大田親雲上)に風水を占ってもらった結果、八重瀬岳が原因だと判明されました。その対処として山に向かって獅子を建てると良いとの助言を受けて設置されたと伝えられています。
やえせ観光サイト引用
高台にあり急な坂を上がっていくので、運転には気をつけて下さい。
写真の右側に見えるのが駐車場になっています。
駐車場から更に急な階段を上りますので、足元に気をつけて下さい。
「富盛(ともり)の石彫大獅子」以外に見学する場所はありませんが、見学者のためにちゃんと駐車場が整備されていて何台も止められるのでありがたいです。
見学、駐車場ともに無料です。
「富盛(ともり)の石彫大獅子」は沖縄戦でアメリカ兵が盾として使用していました。
下記の公式サイトで戦争中の写真が見れます。
富盛の石彫大獅子の体には、たくさんの弾痕が残っています。
たった76年前にこの場所で戦争が行われていたんだと痛感します。
沖縄南部は激戦区ですが、今も街の守り神として残っているのを見ると考えさせられますね。
沖縄をこうして守ってくださって感謝ですね。
手を合わせずにはいられません。
八重瀬公園
「富盛(ともり)の石彫大獅子」から少し行ったところに「八重瀬公園」という公園があります。
この場所も高台にあるので眺めもよくおすすめです。
桜の時期に「やえせ桜まつり」を実施していて人気の場所です。
しかし普段はほとんど人がいないのでゆっくりお散歩できます。
駐車場は無料で、広いので止め放題です。
公園入口左側には壕跡があります。
この場所も戦争で使用されていました。
説明もちゃんと書いてあります。
読んでいるだけで切なくなりますね。
戦争の恐ろしさを感じ、勉強になります。
気を取り直して公園散策♪
すさまじい階段の数(;’∀’)
高台にあり、1番奥にある多目的広場までずっと階段なので良い運動になります。
途中に立ち入り禁止の場所があります。
看板を見たくても立ち入り禁止なので読めない(笑)
なので写真で撮影して拡大してみました。
この場所にお城(グスク)があったようです。
入口の看板にはこの先に展望台と書いてあったので、以前は入って見学できたんでしょうね。
グスクの先には小さいですが遊び場があります。
多目的広場手前に東屋があります。
天気のいい日は八重瀬町がキレイに見渡せて最高の眺めです。
お弁当を持ってきて、この場所で食べるのも良いですね。
多目的広場はとっても広いです。
子供が野球やサッカーするのにいい場所ですね。
おすすめは2月
沖縄の桜の時期は1月下旬~2月上旬で、その時期は毎年桜まつりを開催しています。
毎年、2月の第1日曜日に八重瀬公園内で開催される「やえせ桜まつり」。
公園内には約500本の緋寒桜(ヒカンザクラ)が植えられています。
やえせ観光サイト引用
桜まつりの期間は来場者が多いので、臨時駐車場も用意してくれているので安心です。
階段の両側に緋寒桜(ヒカンザクラ)の木があるので、桜を見ながら上ると階段が苦になりません。
しかし、よそ見をして転びそうになるので気を付けて下さい。
緋寒桜(ヒカンザクラ)はソメイヨシノより色が濃いので、梅の花に似ています。
階段を上りきると、桜まつりの期間は広場に光の道と思われるものがあります。
夜はキレイなんでしょうね。
昼間に来ても十分楽しめます。
この時期は桜以外にもお花が公園内に植えてあるので楽しめます。
ハートの形になっている場所もあるので、見つけてみて下さい。
沖縄は夏の海のイメージが強いですが、日本1早い桜を見に行くのも良いですよ♪
終わりに
今回は沖縄最古のシーサーと高台の公園をご紹介しました。
沖縄リピーターや沖縄の歴史に興味がある方は、ぜひ行ってみて下さい。
おしまい♥