今日は沖縄が日本になる前の琉球王国時代、国王が力のある女性たちと首里城からわざわざ歩いて出向いたとされる最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」をご紹介します!
今でも沖縄県民の方が拝みにくる神聖な場所になります。
注意事項もありますので、最後までご覧ください。
※2020年6月27日~コロナ対策で1番人気の三庫理(さんぐーい)は、当面の間立ち入り不可になっています。
【沖縄の世界遺産】国王が足を運んだ最高の聖地|斎場御嶽
本島南部の南城市にある斎場御嶽
斎場御嶽(せーふぁうたき)は本島南部の南城市にあります。
2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして世界文化遺産に登録されました。
よく「さいじょう」なのかと勘違いされますが、沖縄はチャンプルー文化なので読み方の方が先にあって、それを漢字に当てはめたので読み方が独特なんだそうです。
なので「さいじょう」ではありません。
沖縄の地名も独特で読めないの多いですよね(*^^*)
近くには旅行雑誌によく載るオススメの絶景スポット「ニライカナイ橋」があるので、一緒に観光するのがおススメです♪
入口から約1キロを歩いて見学します
御嶽内は約1キロあり、見学するには入口から約1時間かかります。
入口でチケットを出して、約3分の説明動画を見てからスタートです。
最初にあるのが上の写真のモニュメントです。
御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、斎場御嶽は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。御嶽の中には六つのイビ(神域)がありますが、中でも大庫理・寄満・三庫理は、いずれも首里城内にある部屋と同じ名前をもっています。当時の首里城と斎場御嶽との深い関わりを示すものでしょう。
南城市教育委員会 文化課公式ホームページ引用
昔この場所は男子禁制で、男性が入る場合は襟の合わせを変えて入っていたました。
これは当時の琉球王国の国王でさえも例外ではありませんでした。
それだけこの斎場御嶽が神聖な場所なのかがうかがえますね。
現在は男性でも入れるようになってます。
山の中を進んでいくと1番最初の拝所が現れます。
ここは大庫理(うふぐーい)といい、一番座の意味があります。
途中の道でこんな木を発見しました。
長年この状態を保っているそうですが、年々下がってきてるそうです。
自然の力はすごいですね。
上の写真は「砲弾池」といって、沖縄戦争の時に艦砲射撃をうけてできた穴に水がたまったもの。
斎場御嶽にも戦争の傷跡が残っています。
聖地だろうと戦争がすべてを壊していったことを痛感させられます。
上の写真は「寄満(ゆいんち)」という2番目の拝所です。
台所を意味しますが実際に調理をしたわけではなく、当時貿易が盛んだったので交易品が集まる豊穣の満ち満ちた場所とされていました。
木々の間から神秘的な光が入ってきました!
上の写真は、上の2本の鍾乳石から落ちる「聖なる水」を受けるために、下に2つ壺が置いてあります。
1番人気のある場所の三庫理(さんぐーい)
この写真は見たことがある方が多いかと思います。
斎場御嶽のシンボルのような場所で三角形の突き当りの部分が、
「三庫理(さんぐーい)」です。
この三角形は自然現象でできていて、昔岩がずれて止まった状態なんだそうです。
とても神秘的ですよね(*’▽’)
ここだけ不思議と空気が違う感じがしました。
かなりの観光客の方が訪れるようになって常にお客さんがいるため、誰もいない上のような写真を撮るのは結構むずかしいです。
入館開始時間の30分後くらいか、閉館まぎわに行くと人が少なくておすすめです♪
下記より先は、現在は立ち入り不可の場所となります。
三角岩の間を進んで行くと「 三庫理(さんぐーい)」と書かれた看板があります。
三庫理(さんぐーい)の隣にあるのが「チョウノハナ」という拝所です。
上の写真のように拝所には四角い岩がたくさん置いてあり、これが香炉(こうろ)といって、この上に線香をおいて祈ります。
チョウノハナの向かいには海が見えて、神の島の久高島が見えます!
わざと見えるようにしているわけではなく、自然現象で見えるのが凄いですよね。
昔は見えなかったと伝えられています。
昔、国家的な祭事のときには聖なる白砂を神の島久高島から運び入れて、それを御嶽内に敷き詰めていたそうです。
昔から久高島も神聖な場所だったのが分かりますね。
神の島久高島について書いたので興味のある方は見てみてください(*’▽’)
2020年6月27日~立ち入り不可の場所
コロナ対策で見学できる場所に変更がありました!
上の写真のように三庫理(さんぐーい)入口に柵があり、奥まで行けなくなっていました。
1番人気の見学場所なので、どうしても密になりやすい場所。
しばらくは我慢ですね。
アクセス方法
那覇空港から約1時間の場所になります。
斎場御嶽はカーナビでは出てきません。
電話番号検索すると昔の市役所に行くように案内されてしまうので、検索する場合は下記の住所検索をして下さい。
チケット販売所の「南城市地域物産館」の住所になります。
斎場御嶽の駐車場は「南城市地域物産館」の駐車場と一緒になっています(無料)。
バスで来られる場合は那覇バスターミナルから斎場御嶽まで直行便がありますが、本数が少ないのでおすすめできません。
チケット販売所と入口は離れていて、入口まで徒歩約10分かかります。
チケット販売所は南城市地域物産館にあり、券売機は外にあります。
日影がないので暑い中歩いていくのは結構大変(^_^;)
しかし、徒歩しか行く方法はありません!
御嶽見学で約1時間、駐車場から入口まで往復するので約20分かかるので、トータル1時間30分くらいはみてもらった方がいいです。
ずっと歩きになるので、熱中症対策をして行って下さいね。
注意事項
①御嶽内は石畳になっていて、琉球石灰岩が敷かれています。
とても滑りやすいのでスニーカーで行く事をおすすめします。
滑ってケガをする方が結構います。
ヒールは石畳を壊してしまうので履き替えないと中に入れません。
②山道を上って行くので体力的にきついです。
暑さもあって結構体力消耗しますので、覚悟して行って下さい。
③ベビーカー、車椅子は入れません。
勾配がきつい所があるので、入口で預ける形になります。
④御嶽内のものは絶対に持ち出してはいけません。
神の島久高島と一緒で、持ち出したりすると災いが起きることがあります。
木々でさえも禁止です。
災いが起こり、戻しに来た人が何人もいますのでご注意ください。
⑤神聖な場所なので、遊び半分で入らないでください。
終わりに
今回は沖縄の最高の聖地をご紹介しました。
とても神秘的で、山の中なのでマイナスイオンをたっぷり味わえるのでおススメです!
国王が訪れた場所にぜひ行ってみて下さい!
おしまい♥